オールドスタイルのペルニーク
チェスキークルムロフにあるお店で購入したものですが、昔のペルニークはこのようなものだったようです。型押しの大きめサイズ、壁からかけることもあるそうで、リボンも一緒に箱に入っていました。
生地は蜂蜜の風味が豊かでスパイスがかなり効いています。昔のペルニークは硬くて保存性が良かったとお店のリーフレットに書いてあったのですが、購入したものはソフトで少し粘度のある感じの生地。表現が難しいのですが私は好きなタイプの生地です。
北欧にもジンジャーブレッドがあり、家庭ごとにスパイスの調合が違うものでクリスマスによく作られるのですが、北欧はかなり固くて割ると「バリッ」と割るような生地です。しかしチェコのジンジャーブレッド、オールドタイプのは、割れずに曲がる(しなる)生地。かなり違います。
歴史背景とスパイスの関係も気になるところ。チェコはハプスブルグ家が統治していた時代があります。当時砂糖はもちろん、スパイスは貴重なもの。そのスパイスを使うお菓子というとやはり王室御用達だったのでしょうか。
6月にチェコでペルニークを巡る旅を計画中です。首都プラハから西へ汽車で1時間ほどのパルドゥビツェという村があり、ペルニーク工房がいくつかあるようです。どこまで取材できるかまだわかりませんが、いろいろ見て調べて来たいと思います!